気持ちに折り合いをつける
こんにちは。
家庭的保育室ひよっこです。
今日は、子育て支援センターの
おひさまパークに参加しました。
ちいさいお友達は、保育室には無いおもちゃで
興味深げに遊んでいました。
他の利用者のママたちにも人見知りすることなく
遊ぶ姿に、「ママはどこにいるんですか?」と聞かれ、
「ママは、いないんです。保育室なので・・・」
というと、「こんなに小さいのにすご~い。」
と、感激されていました!(^^)!
さてさて、今日は、こんな出来事がありましたよ。
毎日おいしい給食をいただいているひよっこですが、
今日は、野菜のかき揚げがとても気に入ったお友達がいました。
かき揚げだけを先に食べてしまい、
「お代わりちょうだい」のしぐさ。
おうちなら、「はい、どうぞ」なのかもしれませんが、
ここは、保育室。
他のおかずも食べてからお代わりしようね。
というと、
自分の気持ちを押し通したくて、わぁ~わぁ~泣いていました。
ここでお代わりをあげたら、Kちゃんも泣きわめくことなく
済むのでしょうが、
私たちも心を鬼にして、何度も「食べてしまおうね」と声掛けしました。
すると、Sくん。
お皿のブロッコリーを口の中に入れて、押し入れの中に入り、もぐもぐ・・・たべた。
汁ものも何回かに分けて、食べてしまいました。
その間、今すぐにお代わりしたい気持ちと、先生たちのお願いの間で、
保育室内を走り回ったり、窓から外にむかって声をあげたり・・・
自分で気持ちの整理をすることを頑張っていました。
自分の気持ちに折り合いをつけていたんですね。健気に💦
そして、晴れてかき揚げのお代わりをもらい、デザートのりんごも
ほおばり、ニコニコ顔でした。
S君は、自分の気持ちを手ぶりできちんと伝え、他人の気持ちも聞き入れてくれました。
これから先、思い通りにならないこともあるでしょう。
聞き入れてもらって、嬉しい思いをすることもあるでしょう。
社会生活は、人と人との関わりです。
こんなところで少しづつ、培われていくんだと思った出来事でした。
親って、かわいさのあまりついつい子どもの言いなりになったり、
言うことを聞かせようとしたりします。
でも、本当にこの子にとって必要なことは、なに?
大人がこうしたら、子どもは何を学ぶのだろうか?
保育室で過ごす時間が長い子どもたちだからこそ
大切に、保育にあたっていきたいと思いました。
Sくん。気づかせてくれてありがとうね。
写真は、文章とは全く関係ありません