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保護者講演会報告

前のブログでお伝えしていた保護者講演会の報告です。

2022年5月26日、生田歯科医院 院長藤原先生の口腔講座を行いました。


  講演タイトル「食で子どもが変わる!かむ食育のススメ」

  

足を育てる(足育)の大切さとは

 噛む筋肉も歩く筋肉も筋膜でつながっており、噛むことで全身の筋肉が鍛えられ、足を鍛えるとお口も成長

 するそうです。姿勢と噛み合わせは密接に関係するので、よく歩くことが大切。運動不足の子は、身体の

 姿勢がゆがみ、あごのずれにつながっているそうですよ。


土踏まずは6歳までに完成

 たくさんハイハイし、歩くことは、土踏まずを作る形成にも役立ちます。土踏まずは6歳には完成します。

 靴下をずっと履いていると、感覚が鈍くなり、足の前後左右のアーチができずに、偏平足になりやすいそう

 です。室内で子どもが靴下脱ぎたがるのは、自然な行動なのですね。


よく噛むためには

 噛むことは姿勢を作るだけでなく、唾液もよく出るようになり、唾液は虫歯予防にもつながるそうです。

 よく噛めるためには、周りの大人が環境を作ってあげることが大切

 噛むための3つのポイント

  ①前歯がぶりができるよう食材を大きく 

  ②足は床につけるか、正座 

  ③歯ごたえのある食材選び、お茶は食後

 食材を大きくするには、包丁で切る回数を減らすだけです、ひよっこでも実践していきます。

 

汗腺は乳児期に汗をかかないとつくれない

 汗腺とは汗をかく力です。3歳までに作られそれ以降は大人になっても同じです。

 熱中症は汗腺が少なく、体温調節をできないために起こります。3歳までクーラーの中ばかりいると汗腺が

 育たなくていいと判断してしまうそうです。大事なのは2歳と3歳の夏に、たくさんの汗をかくこと

 ひよっこでは、午前中はできるだけたくさん汗をかくような過ごし方をしています。


ほかにも、臨界期(一生に一度しかない絶対期間であり、それをすぎると必要ないと認識されて消えてしまう能力)の話では、運動は4歳、耳は4歳、視神経は2歳、汗腺は3歳までに作られるとのこと。

またアレルギーは、いき過ぎた衛生管理と添加物の取りすぎも原因のひとつであり、豆や味噌などで腸内環境を整えることで改善されることや、砂糖の取りすぎは、便秘になりやすくなるなど、興味深い話もしていただきました。


先生は「今までは知らなかっただけで、知ったことでできることがありますよ、今日から子どもにしてあげて

くださいね」と話されていました。

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