自立を育むう勇気づけの保育
こんにちは。
家庭的保育室ひよっこです。
ひよっこは、アドラー心理学の勇気づけで保育を行っています。
勇気づけって、何かというと
困難を克服する活力をあたえることです。
子ども達が、毎日遊んだり、ご飯を食べたり、お昼寝したり生活していると、
いろんなことが起こります。
遊んでる途中で、お友達とトラブルになったり、
ご飯が口の中になかなか入らず、ご飯だらけになったり、
すべり台を滑りたいけど、怖くてすべれなかったり・・・
子どもにとって困った問題に、大人がすぐ手を出すのではなく、
見守って、何とか自分の力で克服しようとチャレンジすることを見守るのです。
だからと言って、知らんぷりではなく、
こまった・・・たすけてくれ・・・とアピールしてきたときには、
大人やお友達と協力して、問題を解決します。
大人は、なるべく子どもだけで解決できるように導きます。
先日、こんなことがありました。
公園で、他の保育園の大きいお友達と、一緒になりました。
人見知りせず、どんどん遊びに入っていくE君は、
ちょっと恥ずかしがり屋だけど、大勢の中でも、滑り台を滑りたいY君
の手を引いて、何回も滑り台の滑り口まで、連れて行ってくれました。
いざ滑るとなると、お友達の波にのまれて、
E君は、先に滑ってしまうのですが、そうなると、Y君は、心細くなって、
誰も滑っていない短い滑り台の方に移動して、滑っていました。
そして、また、E君が誘ってくれて、同じことを繰り返していました。
E君が滑る長い方の滑り台を滑りたいY君のきもちは、
分かっていましたが、Y君の様子を、遠くからじっと見ていると、
もじもじしたり、口に指を入れてみたり、
心の中で、どうやったら滑れるかと考えていたんでしょう。
お友達の列が切れた瞬間に、
ついに、自分から長い滑り台を滑ることが出来ました。
走って駆け寄って、「やったね」と声をかけると、
にこっとして、また滑り台へ登っていきました。
このチャレンジの気持ちをY君は、忘れないような気がします。
こんな体験をすると、子どもは、次もまた、次もまた・・・
と、いろんなことをやってみたくなります。
子どもって、何とか自分の力で、やってみようという気持ちを
持っています。赤ちゃんだって、教えなくても、ちゃんとおっぱいを飲むし、
時期が来れば、寝返りだって、ハイハイだってします。
この子どもの気持ちを、大人が奪ってしまうとどうでしょう。
失敗を恐れ、挑戦しない子になったり、
どうせ親がしてくれるだろうと、依存心の強い子になったり、
自分の事が自分で決められない子になるかもしれません。
結果、子どものやる気を奪い、自立を妨げてしまいます。
自分の事は、自分で決め、自立した子どもに育ってほしくて、
私たちは、大人が忍耐強く、見守る、勇気づけの保育を行っています。
みて~ 立ちブランコ😊
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